私は大人になってからは通夜や葬儀への出席は今のところ経験していない。
だが、学生の頃に親戚の通夜に連れて行かれたことはあり、沢山集まった子供たちの中で最も年長だったために世話役を仰せつかってしまったことがある。
乳幼児を連れてくる親はさすがに居なかったのだが、その時の最も小さな子が確か3歳くらい。 他年齢はバラバラだが中学生だった私以下、つまり小学生や幼稚園児を10人余り押しつけられ、控え室のような場所で子守をしていたのだ。
離れた部屋では通夜が執り行われており、子供ばかりとはいえさすがに騒ぐわけにもいかない。 かといって大人しく座って待っていられるような年齢の子供ばかりでもなく、走るわ叫ぶわ泣くわの大騒動です。
私も年長者とはいえまだ大人ではないし、通夜のマナーなども殆ど知らず、ただ子供たちを大人しくさせることだけを考えて時間を過ごしていたのですが、あまりにも小さな子供たちが言うことを聞かず、大失敗をしてしまったのです。
言うことを聞かずに部屋から飛び出してしまった園児たち数人を追って、捕まらないことに腹を立てて、大声を上げてしまうという失敗。
驚いた大人が何人が走ってきてしまい、結局大人たちにご迷惑をかけてしまうという結果に終わってしまった。
周りの大人たちは私を責めることはなかったのだが、母はその時とても申し訳なさそうで、そんな母を見て「私は失敗しちゃったんだな」と悲しくなった記憶があります。
小さな子供が走ったり叫んだりしても仕方がないで済まされるが、中学生にもなれば叫び声を上げるなんて言うのは失敗になってしまうのですよね。 なんだかとても恥ずかしかったです。
きっと大人なら飛び出した子供たちももっと上手に捕まえられたんだろうなぁ。